ニュースリリース

会員企業がマレーシア国際家具見本市(MIFF)に出展しました


マレーシア国際家具見本市(MIFF)に出展した日本ブースの外観

日本ブースの内部
3月1日~5日にかけて、マレーシア・クアラルンプールにてマレーシア国際家具見本市(MIFF 2016)が開催された。MIFFは世界中から多くのバイヤーが訪れる展示会としても定評があり、例年3月初旬に開催されるMIFFからアジア地域の家具展示会が本格化し始める。会場は”Putra World Trade Centre(PWTC)”と”MATRADE Exhibition & Convention Centre(MECC)”の2会場からなり、展示面積は8万平方メートル、出展者数は500社・団体にも及ぶ。

MIFFが開催された会場の一つ”Putra World Trade Centre”
今回のMIFFでもっとも注目を集めたのは、贔屓目なしに”JAPAN”であった。これまでもMIFFはバイヤーとして訪れる日本訪問団を手厚いサポートでもてなしてくれていたが、今回はバイヤーだけでなく出展者としても日本企業がMIFFに参加。日本企業が本格的にMIFFに出展するのは今回が初の試みとなる。今回MIFFに出展した日本企業はすべてアジア家具フォーラムの会員企業(7社中2社は現在加入手続き中)で、総合プロデュースと現地でのブース運営を三井デザインテック株式会社が取りまとめ、6社のメーカーが製品を展示した。

株式会社アサヒはホワイトアッシュ材のソファセット「PULITO」、フランスベッド株式会社は和のテイストを随所に取り入れたベッドフレーム「ACCENTA」にブレスエアとポケットコイルを使用した通気性の良いマットレスの組み合わせを提案した。ナガノインテリア工業株式会社は村澤一晃氏がデザインした「CORONA」の木部をウォールナットからメープルに変更して出展。株式会社モーブルは立体的な構造によって美しい陰影を表現したリビングボード「vita」のホワイトアッシュ版を展示した。株式会社DUKEは、日本の伝統技術による陶器や漆器、布などを展示。カーテンメーカーとして知られる株式会社シーエスエス東京は「KOSMU」ブランドの多彩な種類のファブリックを展示して人気を博した。

日本ブースのコンセプトは”ESSENCE OF JAPAN”。ブース全体のデザインと商品のカラーに統一感を持たせ、ブースの至るところに日本建築の柱や梁を用いて入口にはのれん風の布地を配置。現代のライフスタイルに合わせた形の日本らしさをうまく表現している。また、ブースは過度に情報量を増やさずに商品1点1点にスポットライトが当たるような見せ方の工夫もなされていた。

連日多くの来場者でにぎわった日本ブース

数々の賞を受賞した日本ブース
この日本ブースは現地でも大きな話題を集め、初日から連日多くの来場者で賑わい、MIFF会場の中でも一、二を争う人気のブースとなった。MIFFでは、毎年出展商品の中から優れたデザインや品質、機能を持つ家具を表彰する”Furniture Excellence Award”を開催しているが、もっとも優れた家具に贈られるプラチナ賞に、株式会社アサヒの「PULITO」、金賞にナガノインテリア工業株式会社の「CORONA」が選ばれた。また、ブースのコンセプトやデザインを表彰する”Best Presentation Award”では、日本ブースを総合プロデュースした三井デザインテック株式会社が2nd prizeを受賞した。

今回のMIFFで出展者たちは日本の家具を海外に向けて大いにアピールすることに成功した。今後は現地で名刺交換や商談を行った企業に対して積極的にアプローチしていく予定だ。日本家具の輸出に向けて、今回の出展が大きな一歩となることを期待したい。

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