ニュースリリース

中国・南康にてアジア・太平洋家具連合会の総会に参加


アジア各国から家具関係者が集まったアジア・太平洋家具連合会総会

5月26日、アジア・太平洋地域の家具業界団体や関係者が加盟する「アジア・太平洋家具連合会(The Council of Asia-Pacific Furniture Associations、略称:CAPFA)の総会が中国・南康にて開催されました。CAPFAに加盟する日本の家具業界団体としてアジア家具フォーラムも総会に参加しました。


総会で挨拶するCAPFAの徐祥楠理事長

議決や情報交換が行われたCAPFA総会風景

総会の冒頭でCAPFAの理事長を務める徐祥楠(Xu Xiangnan)氏が挨拶しました。議決では、アジア家具連合会からアジア・太平洋家具連合会への名称変更の議題が全員一致で可決され、団体名称をアジア・太平洋家具連合会に変更することが決まりました。その後、各国の参加者が自国の家具業界の近況を報告して情報交換を行いました。


世界の家具業界関係者が集まったWFCの総会

翌27日には、CAPFAが加盟する世界家具連合会(World Furniture Confederation、略称:WFC)の総会と会議が行われました。


WFC総会には世界から家具業界関係者が参加

WFCの総会とカンファレンスには、CAPFAメンバーの他にカナダやイタリア、ポルトガルなど世界から家具・木材関連団体の代表が参加し、多くの関係者が現在抱えている課題や業界の現状についてスピーチを行いました。


セレモニーではマルイチセーリングがアワードを受賞

会議の最後に、Asia-Pacific Furniture Awardの授賞式が開催されました。日本のマルイチセーリング株式会社と株式会社コクヨが見事にAsia-Pacific Leading Furniture Brandを受賞しました。


総会が開催されたGanzhou City Parlour Hotel

各種総会の会場となったのは、江西省贛州(かんしゅう)市南康(なんかん)区にある贛州城市客庁酒店(Ganzhou City Parlour Hotel)です。南康は中国南東部に位置し、広州市から車で5時間程度、上海からは新幹線で6時間ほどの場所になります。


南康にある家具展示場のMilan International Furnishing Mall

南康家居小鎮にある展示会場

南康地区は中国国内で新興の家具産地として急成長を遂げている地域です。産地としての歴史は30年にも及びませんが、家具の年間総生産額は6兆円を超える規模にまで飛躍しています。主に中国内販向けの木製家具が主体ですが、近年は政府や地方自治体の支援により輸出促進に力を注いでいます。

南康地区は、産業の約90%が家具関連産業と言われるほどの家具の街で、街中には至る所に家具城(家具モール)や家具の関連施設が並んでいます。総会の会場となった贛州城市客庁酒店は南康家居小鎮と呼ばれる開発区にあります。この開発区は人口の湖を中心に建設され、周囲には家具城や展示会場、家具の学校や地元の家具協会、デザインセンターなど家具に関する様々な施設が揃っています。


毎年家具業界に多くの人材を輩出する中国家具学院

学院の建物は風光明媚な趣きがある

学院内では家具製造やデザイン、林業、建築などの学びの場を提供

南康家居小鎮にある中国家具学院は、贛州市南康区政府と江西環境工程職業学院が共同設立した学校です。ここでは、家具の製造・デザイン、林業、建築、マーケティングなど家具業界に関する学びを提供し、家具業界を担う人材を多く輩出しています。


中国(贛州)家具産業博覧会のオープニングセレモニーにて

5月28日には、米兰国际家居城(Milan International Furnishing Mall)で開催された第13回中国(贛州)家具産業博覧会の開幕式に出席しました。


中国内販向けデザインの製品が多い南康の家具

展示会場で見かけた南康の家具メーカーの製品

展示会場は常設展示になっており、南康の家具メーカーの製品を中心に数多くの家具が揃っていました。南康地区には家具関連企業が1万社以上あります。製造される家具は中国国内の内販向けのデザインが多いですが、一部に日本をはじめ海外に輸出しているメーカーもあります。南康の家具製品は他地域と比べて安価な製品が多く、ハイクオリティの家具であっても価格競争力に優れたアイテムが多く見つかります。


南康地区にあるA家家居の家具工場内

最新の機械設備を導入して全自動化されています

展示会場を視察した後には、南康地区の家具工場や保税区などを視察しました。東莞に本社のあるA家家居の生産工場も南康にあります。広大な工場内には最新の機械設備が導入され、家具がオートメーションで製作、梱包、出荷されていきます。南康地区には大小さまざまな家具メーカーの工場が集まっています。地方政府の家具産業振興支援もあり、今後は家具産地としてさらに注目を集める地域になるでしょう。

今回は家具連合会の総会や会議に出席して、他国の家具関係者との交流を深め、また中国の新しい家具産地の活況を知ることができました。

アジア・ファニシング・フェア
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