ニュースリリース

夏季セミナーを開催しました(参加者66名)


66名が参加したアジア家具フォーラム夏季セミナー

開会の挨拶を述べる代表理事阿部野育三
7月13日、一般社団法人アジア家具フォーラムが主催する夏季セミナーが、株式会社服部家具センター本社研修室にて開催された。参加者は日本をはじめ、タイ、フィリピン、中国、ベトナムの5ヶ国から66名が参加。熱気に溢れるセミナーとなった。

開会の挨拶は代表理事の阿部野育三が担った。挨拶の中で、阿部野は11月7日からの3日間、東京流通センターにて展示会“Asia Furnishing Fair”を開催することを発表。さらに、展示会のための委員会を設置し、その委員長に常務理事服部邦彦(服部家具センター)、副委員長に常務理事萩原優(かねたや家具店)・佐野春生(大塚家具)・真鍋充(マナベインテリアハーツ)など小売店関係者が名を連ね、見せる展示会ではなく、見たい展示会を開催すると力強く宣言した。諸富家具振興協同組合と共催の形で、経済産業省からの後援を受けることも同時に発表。海外への輸出を目指す国内メーカーや日本市場への進出を図るアジア家具フォーラム海外メンバーが集まる展示会となる予定で、台湾やベトナム、フィリピン、大連からの団体出展も計画中だ。

自らの経験に基づいた経営哲学を語る服部社長

経済産業省の取り組みについて語る加藤氏

家具業界とグローバル化について講演する九州産業大学の黄教授

アイシン精機の戦略を実践的なビジネスの面から紹介する尾畑部長
続いて、4人の講師による多彩な講演が行われた。講演の舵取り役としてモデレーターを務めるのは同志社大学の太田原教授で、最初に講演を行ったのは服部家具センターの服部光吉社長だった。服部社長はこれまでの自身の歩みを記録したビデオを上映し、自らの経験談をまじえた「叩き上げの経営哲学」を披露した。2人目として檀上に上がったのは、経済産業省の加藤純氏。行政に携わる立場から「日用品産業に係る経済産業省の取り組みについて」のテーマで、様々な制度や現状、今後の課題を語った。続いての講演は九州産業大学の黄完晟教授による「グローバル化と世界、アジア、日本の家具産業の動向」。多彩なデータを読み解き、独自の見解を展開する黄教授の理論は新たな気づきの多い充実した内容であった。最後の講演「アイシンの特長と事例~アスリープの戦略的プロモーション」はアイシン精機の尾畑部長が実例を交えながら、実際のビジネス現場での決定に至るまでのプロセスや判断を紹介した。叩き上げの経営学や行政の取り組み、学術的な分析、ビジネス現場の最前線など多彩な内容の講演は時間が経つのを忘れるほど、深い内容で講演を聞く参加者の表情も真剣そのものであった。

展示会“MANILA FAME”を紹介するフィリピン共和国大使館のクリスティンさん

海外からの参加者にお土産を渡す服部社長
講演の後には、来賓として参加したフィリピン共和国大使館商務部のクリスティン・デラ・クルズさんと野中英彦さんによる展示会“MANILA FAME”の紹介が行われた。10月20日~22日にマニラで開催される同展は籐家具や照明、インテリア雑貨などの家具のほかにも、クリスマス商材やファッション用品なども並び、アメリカや日本から多くのバイヤーが訪れる。セミナーの最後には海外から訪れた参加者たちに服部社長からお土産が直接手渡された。

懇親会で乾杯の音頭を取る大塚家具佐野専務

中国・大連からの参加者のみなさん

火鍋を囲んで語り合う参加者たち
夏季セミナーの後には、会場を移して懇親会が開催された。乾杯の音頭は大塚家具の佐野専務が取り、乾杯後は火鍋を囲んで各所で話に花が咲き、大いに盛り上がった。

アジア・ファニシング・フェア
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